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境界性人格障害の認知療法

認知とは

 

認知とは人が事柄を把握して認識すること、もしくはその考え方や受け止め方のことです。出来事の理解の仕方や受け止め方にはどのような人も程度の差はあっても、その人なりの癖や偏りがあるものです。認知療法はその人個性的な認知のくせによって、トラブルを生じさせていることに自身が気付き、それに働きかけて情緒や行動を変更するということで、問題の解決を目指します。

 

 

わが国では現在では、うつ病に対する認知療法が保険診療の対象になっています。うつ病の治療では薬物療法以上の効能を示す場合もあり、治療終了後の再発も少ないということが確認されています。境界性人格ー障害でも、認知療法や認知に対する働きかけは、精神療法の根本となる治療方法です。

 

境界性人格ー障害の人はいろいろな問題行動起こすケースがありますが、問題行動を起こす条件として、ある決まった認知のパターンがある傾向にあります。そのような認知によって、現実との間にズレが起こっているのです。

 

対人関係に頭を悩ませてしまうバックグランドとしても特有の認知のパターンがあります。認知療法では一連の傾向を明らかにし、本人が認識して問題行動を事前に防ぐことが出来るようになることを目指します。

 

 

 

境界性人格障害の認知療法とは

 

認知療法は認知が情緒や振る舞いを決定するという考え方に基づいています。まず認知の歪みや偏りを明白にしていきその歪みや偏りを踏まえていくことで問題行動の改善をめざします。

 

通常、週1回、およそ1時間程度の面談が10数回ほど実施されます。

 

しかし境界性人格障害では、それ以上に長めに行われるべきという意見があります。

 

 

大切な治療教育

 

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境界性人格ー障害の治療を行うときには、予め治療教育が実施されます。これ心理教育といいます。これは自分自身の疾患に関しクランケが認識することで、より治療効果をアップすることを期待したものです。

 

主流として次に述べるようなことが医療スタッフからレクチャーされます。 どのような病気なのか、この先実施される治療の思わく、どういったことに配慮して過ごしていけば良いのかなどです。

 

認知療法とは

 

認知療法などの精神療法を行う技術を有する専門家は精神科医の他にもいます。

 

それは臨床心理士心理士などの民間資格を所有する専門家です。心理カウンセラーとも呼ばれ心理学などを通して、心に問題を持っている人をサポートします。 心理士によるカウンセリングや認知療法などが医療処置として承認されている国もありますが、残念ながら我が国ではまだ医療行為としては認められていません。しかしながら医療施設の中には、担当医の指導のもと心理士が認知療法などの精神療法を実施するケースがあります。







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