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境界性パーソナリティー障害と愛着障害

境界性パーソナリティー障害と愛着障害

 

子供が親に対して囚われを持つ事は、愛情障害を感じているということです。

 

愛着とは親と子供の間に築かれる、安心感と信頼感で作られる強い絆で、普通1歳半〜2歳までに原型ができるといわれています。

 

その後成長と共に、そのときどきにおいての周囲との関係によって変化しながら、その人特有の愛着のパターンが出来上がって開くのです。

 

 

普通は母親との人間関係から構築されていき、これがベースとなって他人との愛着が構築されていきます。

 

ですから、最初の母親との愛着がきちんと構築されているかどうかが大切なのです。

 

愛着障害は、親との間できちんとした絆が構築されておらず不安定になっている状態のことをさします。

 

愛着障害が重度になると「反応性愛着障害」といわれますがこれはあまり多くはありません。

 

中軽度の場合は「不安定型愛着」とよばれ全体的には3分の1位を占めています。

 

当然ながら愛着が不安定な母親に育てられた子供は、母親と同じく愛着が不安定になりやすいのです。

 

境界性パーソナリティー障害の人は、ほぼ不安定な愛着になっていますし、小さい頃に愛着障害になっていた人は境界性パーソナリティー障害になりやすいです。

 

 

境界性パーソナリティー障害の人の愛着のパターンを見ると、ネガティブな感情になりやすい「とらわれ型」が75%、心の傷をいつまでも持つ「未解決型」の愛着パターンを示した人が89%もいました。

 

また、別の研究結果によると「とらわれ型」と「未解決型」のどちらの愛着パターン持つ人は、ほとんど全員が境界性パーソナリティー障害との診断が下されました。

 

「とらわれ型」の人は不安感が多く、誰かに頼らないと自分を支えられないのに、頼っている人につらくあたったり、あら探しばかりするということが特徴です。

 

これは素直に人に対して甘えられない傾向が1歳半〜2歳の時点で見られることが多いようです。

 

親の愛情不足と過干渉が混在している時に起こりやすいパターンです。

 

「未解決型」は親に見捨てられた経験や離別、虐待やネグレクトなどの心が傷ついた体験をして、それをいつまでもリアルに引きずってしまうパターンで、同じように傷ついた体験を思い出すと、混乱したり冷静さを失ったり、頭のなかが混乱してしまったりするのが特徴です。







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