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境界性パーソナリティ障害は母親の愛情不足が原因

境界性パーソナリティ障害は母親の愛情不足で起こる?

 

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境界性パーソナリティ障害は、その人だけでなく周囲の人も大変な思いをすることが多いですが、その原因としてよく言われているのは3歳頃に母親からの愛情が不足していたからだ、ということです。もちろん、これにも色々な意見がありますし、人によっては違う原因である可能性もあります。

 

何故3歳頃なのかと言うと、この時期までが分離個体期と呼ばれ、乳幼児期に最初に自我の発達が始まる重要な時期とされているからです。ここで重要なのが、母親が共感性をもって接したかどうかということではなく、幼児がどのように受け取ってどう感じたかということであり、周囲から見ていて愛情深く育てていると感じていても、境界性パーソナリティ障害になることがあるということです。

 

 

また、普通は3歳までの記憶というのはほとんどありません。特に、境界性パーソナリティ障害では1歳半から2歳半までの間で問題が起こっていた、というケースが多いため自分で記憶をたどり、共感性を感じながら育っていたかということは分からないため、原因の特定が難しいのです。

 

ただ、3歳までのことが問題になるのは、自我の形成が始まる頃に克服しておかなくてはいけない発達課題が克服できておらず、自我の発達に問題が生じたために自我の形成不全となって、境界性パーソナリティ障害として現れているのだと考えられているからです。

 

 

ここで重要なのが、母親からの共感性であり、この時期に克服しておかなくてはいけない最も大きな課題が、分裂(スプレッティング)なのです。ここでいう分裂とは、良い悪いに関係なく対象が同じだと認識できていない状態のことです。これが克服できると、たとえば良い時と悪い時の母親が同じ人だと認識できるようになり、悪い母親も好きだと思えれば次の段階に行けるのです。

 

この時、必要になるのが共感性です。ここで共感性が不足していると、対象の矛盾を統合することがうまくいかず、母親に捨てられることへの恐怖を自分の妄想によって癒やそうとします。幼児にとって最大の恐怖が母親に捨てられることであり、この段階で共感性という助けがないと、辛い体験でもある抑うつの体験と克服という次の段階に行けないのです。そして、分裂と妄想の心的傾向のままで発達してしまうことによって、境界性パーソナリティ障害になると言われています。







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